金沢について
金沢は戦国時代に加賀一向一揆の拠点として尾山御坊が築造され、その周りに町が作られたのが始まりとされています。
1583年に前田利家が入城し大規模な城づくりが行われ、加賀、能登、越中を合わせた加賀百万石の城下町として繁栄しました。
幸いにも戦火を免れた金沢には、金沢城や大名庭園である兼六園、そして寺院群や茶屋街、用水網など、歴史的な建造物や街並みが今なお残っています。
前田家の歴代藩主が工芸振興に力を入れた結果、加賀友禅、九谷焼、金沢漆器、金箔など多彩な伝統工芸が今も受け継がれております。また、現在も能楽や邦楽、舞踊が盛んで、歴史文化都市としても知られております。
金沢市のある石川県は山と海に囲まれており、四季を通じて新鮮な食材が手に入ります。
カニ、甘えび、ぶり、のどぐろなどのほか、加賀野菜も有名で加賀レンコンや金時草など15品目が指定されています。
そのほか、治部煮、鯛の唐蒸し、かぶらずしなど特色のある郷土料理も多くあり、藩政期以来茶道が盛んな土地柄も影響し、和菓子も多彩で、京都や松江と並び、日本三大和菓子所と称されるようになりました。
また、近年では金沢カレー、金沢おでんといったご当地グルメも有名になりました。